< 「お金が足りない・・・」 の続きです>


rummy



「あのさー、ちょっと話があるんだけど・・・」
私が言いかけると

夫から「楓子が言いたいことはわかっている」と遮られました。

「夕べはわるかった、どうしても前の家の住所と番地しか出てこなくて、
この家の番地が思い出せなかったんだ、というよりまだ覚えてなかった、
近くまで帰ってきたんだけど場所がわからなくなって・・・

楓子に電話をかけたかったけど、怒ってるだろうなと思うとできなかった、
だから、仕方なく交番まで行って、ぼくの家はどこでしょうか?地図を見せてもらえませんか?って訊いたんだけど」


「えーっ?!そんなこと言ったの?番地、覚えてなかったの?」

「うん、まあ・・・。〇丁目まではわかるんだけどその後がウロ覚えでね・・・
似たような家が並んでるし、夜だから表札もよく見えないし、まさか一軒ずつピンポン押して、
◇◇さんのお宅ですか?って自分で確かめるのも変だろ?

お巡りさんが送ってくれたのも憶えてるけど、なんかそっちじゃないって違和感があって、
変なところに連れていかれるんじゃないか、って最後まで全力で抵抗してたんだけど、
玄関に入ったとき、なんだ、こっちが自分の家だったのか、ってやっとわかった、
わるかったなー」

「じゃあ前の家に帰ろうとしてたのかな、逆方向にばかり行こうとしてたよ、すごい力で・・・」

「そうなんだよ、
おれが見覚えのある道の方へ進もうとしているのに、なぜか知らない方の道に戻されるんだ、恐怖だよ」

「しかも、お巡りさんが二人がかりで・・・」

「家に送ると言いながら絶対どこかに連行するつもりなんだ、と思って、逃げようと必死だったよ」

あははっと二人で笑って・・・


「その話じゃなくて・・・」私は言いました。

「それも言わなくてもわかってるって・・・これ、見てみ」
夫は、そう言って、鞄の中を探り、厚みのある封筒をテーブルの上に置きました。

この辺では見かけない、地方の信用金庫のロゴが読み取れます、


中を見て驚きました。
このとき、いくら入っていたのか正確には思い出せないのですが、100万円前後だったはずです。

「これ、どうしたの?

わかった、スクラッチくじでしょ?

私もやったけど当たらなかった、カスリもしなかったんだよー、◇◇(夫の名前)ってすごい~!!」


「楓子、宝くじなんか買ったのか、何やってんだ、まったく・・・
確率考えたことあるのか、そんなのでローンを返済しようとしてたのか、マジかよ

は~、なんでそこまで暢気なんだ、いったいいくら使ったんだ?」

言葉では怒っていたけど、夫は、しょうがないなーというふうに笑っていました。
本気で怒ってない・・・

「ちょっとだけだよ、このままじゃ諸費用ローンの繰り上げ返済ができないと思ったから・・・」
さらっと口に出すと、

「なに?じゃあ、その他は全部払えるのか?楓子のお母さんに返す分も?」

「うん」

「そうかー」
夫は、今度は、本気の笑顔でした。

よかった!私は、今だ、と思って言いました。

「じゃあ、これでよかったの?Nさんとの約束どおりにできなさそうなんだけど・・・?」


「充分や、ボーナスが少なかったんやから仕方ない、楓子に当たってしまってわるかったな・・・」


夫も私も、ローンが払えない、お金が足りない、と心配してイライラして神経をすり減らしていたのです、

お金の問題さえなければ、ケンカをすることもないし、お互いにこやかに過ごせるんです、

お金がないと何もかも上手くいかない、

やっぱり世の中お金が大切・・・


お金さえあれば・・・


後にも先にも私が何度も思い知ることですが、この日はその想いを一層強く感じた始まりだったように思います。


皆様はどう思われますか?


実は、今の私には、ちょっと違って見えるんです。

このときは、お金のことが何とかなったから夫と元どおりに仲直りできたのだと思っていたのですが、

本当はそれだけじゃなかったんじゃないかな・・・?


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「何とかするって楓子は言ったけど、おれは、絶対無理や、どうしようかと思ってた・・・いろいろ買って、もうお金も使い果たしたんやないかって・・・」


「 ・・・ ・・・ 」( リボ払いにしたから大丈夫なんや♪とは言えへんなー・・・)


「おれもな、いろいろあったんや・・・」

夫はいよいよホッとしたのか、なぜ自分が荒れてお酒を飲まずにいられなかったのか事情を話し始めました。

会社のことは私の考えたとおりの想定内でしたが、それ以上のことが起きていました。


夫が実家に泊まっていたのは、義母や義兄夫婦から相談があると急に呼び出されたからなのだそうです。

そういえば、この信用金庫は、夫の地元でよく見かけるものです、

なにか関係があるんでしょうか、

私は大金で膨らんだ封筒と

暗い表情になっていく夫を交互に見ていました・・・



※タイトル変更しました、
次回が「夫の事情(仮)」となります

お読み頂いてありがとうございました( ^^) _旦~~


一日ごと、一足ごとに春が近づいていますね、

今日もお元気にお過ごしくださいね(*^▽^*)


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